O脚は日ごろの生活習慣が主な原因で起こると言われています。しかしどのような生活習慣によってO脚になってしまうのでしょう?今回は生活習慣についてお話ししたいと思います。
悪い姿勢
ではまず悪い姿勢とは何か?一般的に言われているものをあげていきますと・・
足を組む
足を組むことで片側にバランスが偏り骨盤のゆがみや体幹のゆがみを生みます。また股関節のゆがみにもつながります。
横すわり
O脚の原因の一つである股関節の内ねじれを助長する座り方です。
ペタンコ座り(アヒル座り)
女性に多い座り方ですがこれも横座りと同じように股関節のねじれを生みます。
片足重心(前後ろ重心)
片方の筋肉の緊張を生み骨盤や体幹のゆがみを作ります
ベタ歩き
足の指を使わずにベタベタと歩く歩き方で偏平足を生み結果からだのゆがみを作ります。
まずはこれらの生活習慣の見直しからはじめるとよいです。簡単な様ですが癖というものは意識しないとなかなか難しいもので体にしみこんでいます。しかしこれを変えるだけでも体にとっては大きなメリットがあります。気づいたときからはじめれば半年後、1年後、5年後には違う自分がそこにあることでしょう。
歩き方
O脚の人が心がける正しい歩き方とは?
まずO脚の方は内股気味の人が大半で足が内側に捩れていることがほとんどです。以前TVで「後ろ向きに数歩歩くだけでO脚が改善する」という番組がやっていました。これはどういうことかと言うと後ろ向きで歩くと自然とつま先が外に向きます。内股で後ろ向きには歩きつらいですよね。ですからこの癖を体につければ綺麗に歩けるようになり改善するという流れだと思います。
1本の線をつま先を30度ほど開いてまっすぐに歩く
1 線を引くか畳やフローリングのラインの上を目印にします
2 線の上に踵が来るようにしてつま先を30度ほど開いてまっすぐ進みます
3 意識は足をけりだすときに親指でける意識を持ちます
これを続けることでまっすぐ綺麗な歩き方を覚えることができます。ポイントは足の角度と親指でけること。この親指の意味は、意識をしないと普段小指側に無意識に重心が乗って本来使うべき親指を使わずに偏って歩いてしまいがちです。それを意識的に親指を使うことで筋力を取り戻し、扁平足や開帳足といって開いて崩れた足を元にもどす効果があります。
しかしながら本来の人間、特に日本人の歩き方は骨盤が後傾して足全体に体重がかかる歩き方がオーソドックスです。もともと骨盤が前傾している西洋人とは違いヒールなどで体重が前にかかったり、指を曲げてけり出すのが苦手な構造と言われています。
しっかりと歩き方が身について足が元のまっすぐした足に戻ったら、足全体に加重がかかるように歩いたほうが自然と言えます。あくまで内側に曲がった足を外に意識つけるための歩き方です。
座り方
椅子 ○
あぐら ○
正座 △
先にあげた横座りやアヒル座りはNGです。正座に関しては足にとっては△と言ったところ。椅子と胡坐にはポイントがあります。
椅子は膝の方向と足先の方向が平行になるようにして座ってください。足先だけ内向きや外向きにすると捩れを生むからです。あぐらに関してはただ座るのではなく座布団を半分ほどお尻の下に入れることで骨盤を立てて座ってください。やってみるとわかると思いますが、こうして座ると背骨が立って姿勢が良くなるのが分かると思います。
逆に何もいれずに座ると段々と猫背気味になりやすくなると思います。体の状態を整えるためにも何か下に入れたほうが良いです。
まずは基本姿勢から
どれだけ良い矯正をしても、普段の意識が崩れているとまたもとに戻ろうとします。しかし一度体に癖がつけば極端にしない限りすぐには戻りません。良くなるのも悪くなるのも意識しだいですので頑張ってみてください!
※お客様の声はあくまで個人の体験談であり、得られる結果には個人差があります。