O脚の改善は足元から??
O脚の人の足を見てみると指が曲がっているいる人が多いです。浮き指と言われるこの状態。親指を曲げたときに90度以上そる人は要注意です!これが浮き指といわれるもの。足の指をきちんと使えていないために起こる症状で、筋力のバランスの崩れから起こります。また浮き指の人の足を見てみると足の指や背にタコができている人がいます。これも足の使い方のバランスが悪い証拠です。不必要な力が加わることで足に負担がかかってしまっています。
では浮き指の何が悪いのでしょうか?
本来人の足の指はチンパンジーのように手と同じぐらい曲げたり、つかんだりできると言われています。そこまではいかなくてもそれぐらい一本一本が独立して動くということなのですが、普段そこまで使っていない私たちの足は退化してきて動きが制限されてきています。結果指を使ってしっかり立ったり歩行しなければならないのにそれがままならず、指を使わずに足の裏でベタベタと歩くようになってしまいます。そうすると指を使っていないために指がつかずに逆に反って浮き指の完成です。
上記のように浮き指の人の足はベタベタと歩くため足のショック吸収装置となるアーチがなくなったり減ってきてしまっている状態です。本来この弓なりのアーチがあるおかげで車で言うところのサスペンションのように衝撃を吸収できるのです。
バネがなくなれば直に衝撃を受けることとなりその衝撃が体の弱いところに影響します。多くの人は力を抜くとだらんと外側に力がながれるため、足の外に力が逃げていきます。その結果足の外側の筋肉が硬くこわばり、靴の減りも外側が減るようになってきます。上に上がっていった衝撃は関節の付近に歪みを生み出し、まずはヒ骨と言う脛の外側の骨が出っ張ってきます、そのまま膝関節にも影響し外に捩れます。また反張膝という膝が後ろ側に反ったような歪みを生みます。そのまま上に上がると股関節に。股関節が外にでっぱりながら内側に捩れていきます。こうなると形は完全にO脚です。
それ以外にも影響する
ここで終われば良いですが人間の体は繋がっているためそういうわけにはいきません、内臓にも影響を与え、お腹が前に出っ張りそれを保持しようと腰が反ります。それが腰痛を伴うこともあります。さらに上昇すると最後は首まで上り首が前に引っ張られあごが出て動きが悪くなります。肩こりや頭痛の原因になる場合もあるのです。
すべては繋がっている
なぜ衝撃だけで上まで影響するのでしょうか?答えは体のシステムにあります。私たちの体は筋肉の膜、筋膜と言うもので繋がっています。これは足の爪の先から頭のてっぺんまで繋がっていて、わかりやすく言うと全身をストッキングのような薄い布で覆われていると想像してください。実際に足の爪から歯が歪んだり、手先の歪みや怪我が原因で腰痛になることもあるのです。こう考えると、足の間違った歩き方や立ち方で指に歪みが生じると全身に影響するのも理解できます。
指を動かす
1 まず指の間をしっかりと強めにマッサージして緩めます
2 小指から隣の指を一本ずつ持って曲げ伸ばしして行きます(隣の指を動かさずにその指だけうごかすように)
3 最後に全体でグーパーするように動かします
地道にひとつずつ動かすことで正しい状態に戻って行きます。
退化したものは戻る
人間は使わなければもどりますが、筋トレやリハビリのようにトレーニングすれば戻ります。これは人間の持つ自然治癒力、恒常性によるものです。動かなくなったものは動かせばよい。しっかりと立って歩けるようになると足の形だけでなく体の不調もとれているかもしれません。きちんとした立ち方とりもどしませんか?
※お客様の声はあくまで個人の体験談であり、得られる結果には個人差があります。