正しい立ち方、歩き方?重心はどこに?
重心
「正しい重心、立ち方、歩き方を教えてください。」という声を聞きます。結論から言って万人用の正しい方法はありません。何故かと言うと人によって体の形態も筋肉や骨格も違うのでロボットのように全員に当てはまるものが無いからです。とは言え前側に重心がかかり過ぎたり、外足荷重で靴の外側が減ったり、多くの人が当てはまる悪い姿勢や立ち方、歩き方はあります。例えば重心や歩き方で調べると歩き方に関しては「あおり足」と呼ばれる物が検索で出て来ます。
これは踵から付いて小指に体重が抜けて親指で蹴って進むという歩き方で、一般的に良いとされる歩き方です。また立ち方に置いても踵の内側で立つのをよしとするという立ち方がでてきたりします。これらも間違いでも無いですし良いとされる方法ですが、全員に当てはまるわけではありません。靴や体格、人種による骨格などにもよります。例えば西洋人は骨盤が前傾しています。対して日本人は骨盤が後傾しています。これは生活様式や歴史的遺伝要素にあるかもしれません。
西洋人は日本人に比べてお尻もプリッとしていてどちらかというと前傾しています。スポーツ選手を見ると顕著だと思います。日本人はどちらかというとどっぷりしたイメージで農耕作業をするときに鍬や鋤などをつかやすいような形状をしています。また着ものなど着る物などの影響で変わっていったという話や、椅子を使うか否かなどの生活スタイルにも関係していると言われています。
ですので重心も日本人は立っているときは後ろに骨盤が後傾させるスタイルが一番安定します。この時の力の入れ方も足の裏全体でやや後ろよりが一番ベターかもしれません。ただこれも一例なのであまり考えすぎないのがベストです。常に意識しているのは不可能ですし意識するのも一日の内では数分から数十分です。良い姿勢よりも悪い姿勢(片足重心や横座りなど)をしたら戻すと言った意識の方が重要だと言えます。
一応全体のまとめとして言えることは
・立つ時歩くときは重心は足裏全体がふわっと吸いつくように立つこと
・骨盤は後傾気味で骨盤を立てるように意識する事
・どちらかと言えば後ろに重心を取る事
・歩く時は上記の体制を意識しながら足がお腹ぐらいから出ているとイメージして大きく歩くこと
これぐらいが良いと思えます。
最後の足を大きく出すのは足を前に出す大腰筋はへその横当たりから出ているので股関ではなくお腹から足が出ているとイメージする事が大事です。そのことで本来使わなければいけない部分の刺激して正しい体の使い方になるのです。膝を伸ばし過ぎず軽く曲げて着地時はあまり踵を意識しすぎず全体でふわっと荷重をかけて歩くこと。歩き方、立ち方で足が細くなったり太くなったりを気にする人がいますが確かに重心や歩行で身体の状態も変わって来ます。
まとめ
毎日のことなので気になることではありますし重要な部分ではありますが、あまり考えすぎないと言う事です。まずはストレッチや整体、筋トレ等で身体のバランスを整えることも重要になってきます。
※お客様の声はあくまで個人の体験談であり、得られる結果には個人差があります。